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ラベンダーの花言葉や香りの効果とは?初心者でもできるドライフラワーの作り方

淡い紫色のラベンダー。「ラベンダー色」という言葉が一般的なように、少しくすんだナチュラルな色合いがとてもきれいな花です。


そしてラベンダーといえば、アロマオイルやアロマキャンドルの代表ともいえる「香り」が有名ですよね。安眠やリラックス効果のあるラベンダーの香りですが、他にも日常生活にぜひ取り入れたい、嬉しい効果があるのもご存知でしょうか。


乾燥した環境を好むラベンダーは、簡単にドライフラワー作りが楽しめます。


この記事ではラベンダーの花言葉などの基本的な情報から、ラベンダーの香り(アロマ)の持つ嬉しいパワー、自宅で簡単にできるドライフラワーの作り方について解説します。

2019年10月28日
ブルーミー(bloomee) 編集部

ラベンダーの基本情報

こちらの章では、ラベンダーの花についての基本的な情報をお伝えします。

ラベンダーは5月~7月が開花時期

ラベンダーはシソ科のラベンデュラ属の総称を意味し、5月~7月の春から初夏の季節に開花する花です。茎をまっすぐ上に伸ばして、その先端に小さな花を稲穂のようにつけます。

淡い紫色、濃い紫色、白色、緑色のラベンダーも存在しています。香りの強いイングリッシュラベンダー、うさぎの耳のような花びらがあるフレンチラベンダー、フリンジドラバンダ-、ウーリーラベンダーなどの品種があります。

高温多湿は苦手で乾燥した環境を好む

ラベンダーは乾燥した環境に適していて、高温多湿は苦手。梅雨のない北海道で多く栽培されています。

その北海道の富良野に代表するように、一面に広がる美しいラベンダー畑は人気の観光スポットにもなっていますね。

ラベンダーの切り花は市場にあまり出回らない

ラベンダーは切り花として一年中花屋さんで売られることはあまりなく、販売されていたとしても5月や6月などの限られた季節のみとなります。

切り花として長持ちせず、2日程度しかもたないことが理由としてあげられます。

また母の日のプレゼントとして、4月から5月にはラベンダーの鉢植えも店頭に出回ります。

記事の後半でお伝えするドライフラワーの作り方も覚えておけば、ラベンダーの切り花や鉢植えを活用して長く楽しめますよ。

ラベンダーの花言葉

ラベンダーの花言葉には、「あなたを待っています」「期待」「沈黙」「清潔」などがあります。情熱的なものではなく、控えめで優しい印象のある花言葉といえますね。

このあとで紹介する香りのアロマ効果も、この花言葉の由来になっています。

ラベンダーの持つアロマ効果は嬉しいメリットがたくさん

アロマオイルやアロマキャンドルで多く使われているように、ラベンダーはアロマの代名詞といえるくらい、とても人気があります。アロマとしてはハーブの分類にわけられます。

アロマ効果①:リラックス

ラベンダーの香りは交感神経と副交感神経のバランスを整えて、リラックスしてくれる効果があるとされています。

夜、お風呂の湯船にアロマオイルをたらしたり、眠る前に枕元でディフューザーを利用したりと、安らぐ場面で活用するのがおすすめです。安眠にも効果的です。

ストレスを日常的に感じている方は、ぜひ試してみてくださいね。

アロマ効果②:鎮痛効果、傷の鎮静

ラベンダーの香りは頭痛、生理痛、筋肉痛、神経痛、腹痛などの痛みを和らげてくれる効果があるといわれています。

香り成分の「酢酸リナリル」が精神を安定させ、痛みの鎮痛効果や傷の鎮静効果となるためです。

頭痛や生理痛の際に「薬だけに頼りたくない」と感じている方は、ぜひラベンダーの香りを取り入れてくださいね。

アロマ効果③:殺菌、消毒効果

ラベンダーオイルは抗炎症・殺菌・消毒の作用があるとされています。

一般的に「アロマオイルは直接傷口には塗らないほうが良い」とされていますが、ラベンダーオイル(精油)においては皮膚への刺激が弱いため、直接塗っても問題ないとされています。

殺菌や消毒の目的として、傷口の応急処置にも使えるのは知っておいて損はないかもしれませんね。

アロマ効果④:防虫効果

意外と知られていないのですが、ラベンダーの香りには防虫効果もあります。

ドライフラワーを細かくほぐして通気性の良い袋に入れたり、ラベンダー精油をハンカチにたらしたりして、香りを洋服のタンスに入れておくのもおすすめです。

先ほど紹介した「沈黙」や「清潔」という花言葉にも表れているように、ラベンダーは心を落ち着かせてくれるだけでなく、身の回りを清潔に保つ効果もある万能な香りであるといえますね。

自宅で楽しむならドライフラワーがおすすめ

こんな嬉しい香りの効果がたくさんあるラベンダー。しかし冒頭でもお伝えした通り、生の切り花としての寿命が2~3日ほどと短く乾燥しやすい花です。

そのためドライフラワーがおすすめとなります。ナチュラルなくすんだラベンダーの色と香りが部屋になじんで、インテリアとしてもアロマ効果としても活躍してくれますよ。

オリジナルドライフラワーの作り方

ドライフラワーとして販売されているものもありますが、切り花のラベンダーが手に入った場合に、自分自身でドライフラワーにする方法もとても簡単です。

ドライフラワー作りが初心者の方もでも簡単に失敗なく作ることができるので、「ラベンダーからドライフラワーにハマった!」という人も多いです。

ラベンダーの花が開ききってしまうと香りが弱くなってしまうため、まだつぼみが残っている状態でドライフラワーにすると長く香りが持続します。

紐でくくってつるすハンギング法

片手に収まる程度のラベンダーの束を、茎の部分を紐でくくってさかさまにしてつるします。紐は麻のような素材がおすすめで、紐の上からリボンを飾ってもきれいです。

高温多湿はドライフラワー作りに不向きなため、窓際やお風呂場などは避け、涼しい場所で2週間ほどつるしておきます。完全に乾いて茎が簡単に折れる程度になったら完成です。

シリカゲルを使った方法

お菓子の袋などに入っているシリカゲルも、ドライフラワー作りで大活躍します。100円ショップなどで「ドライフラワー用」として売られていることもあり、手軽に手に入ります。

シリカゲルをタッパーなどの容器に入れて、そこにラベンダーを直接入れます。ラベンダーの上からもシリカゲルをふりかけて、1週間ほど放置します。こちらも茎が簡単にポキっと折れるようになったら完成です。

先ほどのハンギング法よりも短期間でできて、梅雨の高温多湿の時期でも安定して失敗もなくドライフラワーを作ることができます。

シリカゲルは直接手では触れることはせずに、ピンセットや割り箸を使って作業するようにしてくださいね。

ドライフラワーができたら、リボンや他の草花とまとめたり、水のない花瓶や容器に飾ったり、簡単にアレンジが楽しめます。

花のところをほぐしてほこりを取り除き、薄手の布やお茶用のパックなどに包んでオリジナルのアロマサシェを作るのもおすすめです。

ラベンダーで心安らかな日常を

この記事ではラベンダーの花言葉や香りの効果、ドライフラワーの作り方までご紹介しました。簡単にまとめます。

  • ラベンダーの切り花や鉢植えは春から初夏のみ出回る。
  • ラベンダーの花言葉は「あなたを待っています」「期待」「沈黙」「清潔」。
  • ラベンダーの香りには、リラックス効果、鎮痛・鎮静効果、殺菌効果、防虫効果がある。
  • ラベンダーのドライフラワー作りは初心者にも簡単。

見た目にも美しく、香りの効果も絶大でメリットがたくさんあるラベンダー。ぜひ日常生活に取り入れることによって、心安らかに過ごせること間違いなしですよ。