フラワーショップや気になるあの人の
「スタイル」に迫るインタビュー

「日本草花園」- 環境に配慮したお花の栽培

SDGsという言葉を聞いて、皆さんはどのような取り組みを思い浮かべるでしょうか。
昨今、さまざまな企業が多様な取り組みを行っていますが、皆さんのお手元に届くお花に関してももちろんSDGsな取り組みを行っている生産者さんが多くいらっしゃいます。

今回は、リースやスワッグなどクリスマスシーズンに欠かせないアイテムに使用されるコニファー・ブルーアイスについて、環境に優しい栽培を行っている茨城県の「日本草花園」をご紹介します。

2022年12月26日
ブルーミー(bloomee) 編集部

環境に配慮したお花の栽培の取り組み

日本草花園は、茨城県の東北部に位置する常陸太田市で600坪の敷地に、ブルーアイスをはじめアルストロメリアやネイティブプランツなど多品目にわたり周年で切花の生産を行っています。

環境に配慮したお花の栽培の取り組みとして、 ブルーアイスは「無農薬・無施肥・無潅水・不耕起」という4つの「しない」にこだわった栽培方法で栽培されています。 もともと、ブルーアイスは病害虫の害は少ない植物ですが、日本草花園では栽培方法を工夫することで4つの「しない」を徹底でき、環境にも人にも優しいサスティナブルな栽培を実現しています。

栽培方法の特徴として、地元の特産品である蕎麦の蕎麦殻を活用しブルーアイスの圃場にまくことで、マルチとしての役割を担っていることです。

通常、マルチはビニールを用いて、地表面を覆うことで雑草の発生を防いだり、水分の蒸発や病害虫の発生を防ぎますが、日本草花園では地元で大量に発生する蕎麦殻を有効活用することで、地域に根付いたサスティナブルな仕組みを実践しています。

ブルーミー規格との連携

また、日本草花園では「ブルーミー規格」にも積極的にご協力いただいており、ブルーミーに適したお花の長さで出荷するためにブルーアイスの剪定方法を独自で研究し、どのような剪定が生育上適しているか、一番効率的よく作業できるかを検討に検討を重ね、ブルーミー規格としてご出荷いただいてます。

ブルーミー規格では産地→市場→加工場までの物流面においても効率的で、例えば通常規格では花の長さを考慮したときに1箱に100本しか入らなかったものが、ブルーミー規格では短い長さのお花を同じ1箱でも300本入れることができるので、まさに物流最適化と言えます。

日本草花園さまのコメント

"取り引き開始から2年、日本草花園の独自規格(通称:ツマミ規格)とブルーミー規格は、花屋や一般の消費者目線で使いやすい規格で、皆様に喜んで頂けるような花材を生産するなかで、必然の出逢いであったと思います。

ユーザーさんに「うれしい」を提供できるかを共に思案するなかで輸送に耐え、長持ちするというブルーアイスの長所を十分に発揮する事ができました。 今後も無農薬、無肥料、無潅水、無剪定、そして、不耕起、蕎麦殻被覆という徹底した安心、安全を責任を持って届けていきたいと考えています。"

産地とブルーミーの連携

日本草花園では、食卓などの身近な場所に安心・安全に飾ることのできるお花の栽培をモットーに、サスティナブルな栽培はもちろんのこと、常に探求心をもってお花の栽培に取り組んでいます。

ブルーミーでは今後もSDGsな取り組みを行う生産者さんのご紹介を行い、ブルーミーを通して皆さんのお手元に届くお花がSDGsな取り組みに参加する機会となるよう、引き続きさまざまな取り組みを実施している産地さんのご紹介を行ってまいります。