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「スタイル」に迫るインタビュー

【ブルーミーと産地の繋がり】10年以上前からSDGsに取り組んでいた「南原農園」

昨今、さまざまな企業がSDGsについて多様な取り組みを行っていますが、皆さんのお手元に届くお花に関してももちろんSDGsな取り組みを行っている生産者さんが多くいらっしゃいます。
今回は、10年以上も前から環境に配慮したお花の栽培を実施している鹿児島県の「有限会社南原農園」をご紹介します。

2022年11月21日
ブルーミー(bloomee) 編集部

「薪ボイラー」による二酸化炭素排出量の削減

みなみはら農園は、鹿児島県の西北部に位置するさつま町で15,000坪の敷地に、16棟の温室5,000坪で主にブライダル用の切花・葉物の生産を行っています。

環境に配慮した花栽培の取り組みとして、2008年より薪ボイラーを使用したハウス内の空調管理を取り入れました。

通常、ハウス内の空調管理には重油を使用して温度管理を行うことが多いのですが、みなみはら農園では地元の未使用の間伐材が豊富にあったことから、薪ボイラーの導入を決めました。

薪ボイラーを導入したことにより二酸化炭素の排出量を削減することができ、この仕組みはカーボンニュートラル※1も実現しました。

薪ボイラーでは間伐材の切断や運搬などボイラーの管理も必要となりましたが、ハウス内の温度管理も徹底するために、こまめな設定温度の変更を行うことが、花の品質向上にも繋がっています。

また、みなみはら農園では「ブルーミー規格」にもご協力いただいており、ブルーミーに適したお花の長さでの出荷にいち早くご協力いただいた産地さんです。

ブルーミー規格では産地→市場→加工場までの物流面においても効率的で、例えば通常規格では花の長さを考慮したときに1箱に100本しか入らなかったものが、ブルーミー規格では短い長さのお花を同じ1箱でも300本入れることができるので、まさに物流最適化と言えます。

有限会社南原農園さまのコメント

「いつも購入して頂きありがとうございます。

ブルーミーさんは定期注文の為生産出荷計画が立てやすく、また規格が従来の市場出荷では難しかった短いサイズを多く出荷頂き大変助かっています。

花卉生産を関わる物として、植物への感謝を忘れず、常に対話をしながら愛情をもって生産を行い、皆様に喜んで頂けるような商品を提供していきます」

終わりに

みなみはら農園ではユーザーさんのニーズに応えたお花の栽培、環境に配慮したお花の栽培を行う、お花の生産に対して常に熱い気持ちをもち、常に挑戦し続けている産地さんです。

ブルーミーでは今後もSDGsな取り組みを行う生産者さんのご紹介を行い、ブルーミーを通して皆さんのお手元に届くお花がSDGsな取り組みに参加する機会となるよう、引き続きさまざまな取り組みを実施している産地さんのご紹介を行ってまいります。

※1カーボンニュートラル:温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させること https://ondankataisaku.env.go.jp/carbon_neutral/about/

[参考]南原農園HP:http://www.prehana.net/