「いつまでも心に残る花たちを」——福岡のフラワーショップ“ブーケ・ブーケ”が花束に乗せる思い

フラワーアレンジメント教室から生まれた“ブーケ・ブーケ”

普段は、法人やお得意様への活け込み、配達、花壇のメンテナンスなどを中心に行っている“ブーケ・ブーケ”。
フラワーショップを始める前から行っていたフラワーアレンジメント教室やブライダルの仕事は、25年以上続いているものなのだとか。

華やかで色とりどり！“ブーケ・ブーケ”の花束

ピンク、レッド、イエローなど、華やかで色とりどりのブーケがBloomee LIFEのお客様からも好評の“ブーケ・ブーケ”。

実は、Bloomee LIFEで届けているような小さめの花束は、今まであまり取り扱ったことがなかったんだそう。
「はじめは戸惑いがありましたが、小さい花束の中に季節の彩りを加えて様々な表情を出せることに気付きました」と話してくれた中村さん。今では、毎回の花選びを楽しみにしているそうです。

早朝の仕入れで“ブーケ・ブーケ”らしい花束を

Bloomee LIFEで届ける花束を作るときは、出荷量の多い曜日に市場を訪れ、メインの花を仕入れるようにしているそうです。朝5時過ぎに仲卸を回り、数が揃うもの、季節感のあるもの、珍しいもの、かわいいもの、などを考えながら揃えていく、という中村さん。
出荷量の多い日の早朝に仕入れを行うことで、ブーケ・ブーケの世界観が、Bloomee LIFEの小さな花束の中にもしっかりと反映されているのかもしれません。

ショップ開設のきっかけはフラワーアレンジメント教室の生徒から

中村さんがフラワーショップを始めたのは、今から10年ほど前のこと。
もともとはフラワーアレンジメントの講師として活躍していた中村さんが、当時の生徒から「（自身が親から引き継いだ）ビルの１階でお花屋さんをしませんか」と誘いを受けたことがきっかけだったそう。
ショップ自体は2年前に今の場所へ移転しましたが、「“ブーケ・ブーケ”の基礎となるものはそのときに作り上げられたと思います」と中村さんは話してくれました。

花と触れるきっかけは祖母から——小さい頃の「お花畑」でのふれあい

自宅のベランダでは季節の花を育て、室内も玄関とトイレには生花を飾るようにしているという中村さんは、「小さい頃からお花が大好きだった」んだそう。
庭中に四季折々の花を咲かせていた祖母から自分専用の小さな「お花畑」をもらい、見様見真似で花を育てていたのだとか。

中学校に入ってからは華道も始めましたが、のちに尊敬していた先生が病気になられたのをきっかけに、フラワーアレンジメント教室にも通い始めるようになったんだそう。
この頃から「お花を通して人とつながる」付き合いが始まったという中村さん。フラワーアレンジメントの講師を経て、“ブーケ・ブーケ”を開業しました。

何よりのやりがいは「お客様からの感謝の声」

フラワーショップ“ブーケ・ブーケ”をやっていて良かったことは、「やはりお客様に喜んでいただけたときですね」と話す中村さん。
特にそれを実感するのが、ブライダル。ただでさえ慌ただしい挙式や披露宴の合間、2次会の後などに、新郎新婦からメールや電話で感謝の言葉をもらうと、「とても嬉しいです。こちらこそありがたいと心から感謝しています」と中村さん。
他にも、何かの時には必ずブーケ・ブーケで注文してくれる人も多く、花を通しての人との付き合いに、日々喜びと感謝を感じることが多いそうです。

一方、花、つまり自然が相手なので、その点は大変だと感じることもあるそう。事前発注していても、希望する花の出荷がないことがあり、そのようなときは、代替品を日本中探してもらうなどして手配を行っているのだとか。

お客様、そして贈られた人を幸せにする中村さんの思い

中村さんが目指しているのは、「いつ、どんな時でもお客様のご希望、ご注文にこたえられ満足していただけるお店」。その中にもブーケ・ブーケらしいカラーを添えていけたら、と話してくれました。

フラワーアレンジメントの講師としても長年活躍している中村さんが作る花束は、四季のテイストがふんだんに盛り込まれ、華やかでセンス抜群。
そこに、さらに、中村さんのお客様を思う気持ちや贈り手の気持ちが込められたブーケは、きっとたくさんの人の心に幸せをもたらしているのでしょう。