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アートでホッと一息、おすすめの美術館展
世界中の素晴らしいアートを楽しめる美術館。日常の空間を離れ、美しいものや新しいもの、または古くて懐かしいものに触れる時間は、心の充電タイムになるものです。 また、美術館そのものが美しい自然に囲まれているなど、静かな雰囲気に思わず深呼吸したくなるような環境にあり、日々の疲れやモヤモヤを解消させてくれる癒しの空間でもあります。 日々の忙しさや、心のモヤモヤに疲れた時には、美術館でアートを楽しみ、周辺の自然も満喫してみませんか?

アートを楽しんで心も癒される。編集部厳選の美術館展
それでは、都内近郊でこれからの季節に楽しめる編集部厳選の美術館展を、美術館のおすすめポイントと合わせてご紹介します。
展示はもちろんのこと、美術館という空間そのものも、日常の疲れを忘れて癒されるものですよ。
八王子の静かな美術館で感じる、ピーターラビットの世界
八王子駅からバスで15分ほどの場所にある富士美術館。創価大学に隣接し、静かな環境が特徴的です。来館するゲストがより一層美術を楽しめるよう、コインロッカーや車いすの貸し出し、ウォシュレット付きのトイレなど、細部までこだわった、居心地の良い美術館となっています。
入館してすぐの場所にあるエントランスホールではコンサートが行われることがあり、絵画や美術品以外の芸術も楽しむことができ、とても充実した時間を過ごせるでしょう。
ピーターラビット展
この夏、世界の人々から愛されている「ピーターラビット」の作者、ビアトリクス・ポターの生誕150周年を記念した展覧会が開催されます。ビアトリクスが愛した、湖水地方の自然あふれる世界観を感じられる原画やスケッチが展示されるほか、彼女が愛用していた品も展示されます。合計点数は200点以上となり、そのほとんどが日本では初公開のもの。ピーターラビットが好きな方にとってはたまらない展覧会でしょう。
絵本『ピーターラビットのおはなし』の原点となる品々を鑑賞しながら、都会の暑い夏を忘れ、豊かな湖水地方の世界観を感じてみませんか?
概要
住所
東京都八王子市谷野町492-1
期間
2017年7月15日から2017年9月3日
アクセス
JR八王子駅北口から、西東京バスに乗車、「創価大正門東京富士美術館」で下車
富士美術館公式サイト
http://www.fujibi.or.jp/
ピーターラビット展公式サイト
http://www.peterrabbit2016-17.com/
自然の中の美術館で、フィンランドのデザインの歴史を知る
都立府中の森公園内にある府中市美術館は、公園内というロケーションから、豊かな緑の中を散歩しながら美術館に向かうことができます。美術館に入る前から、心を落ち着かせ、癒しの空間に向かう準備ができるでしょう。 「公開制作室」と呼ばれる、芸術家たちが作品を作る様子を展示する空間があり、ただできあがった美術品を眺めるだけではない、新しい芸術鑑賞を楽しむことができます。
フィンランド・デザイン展
(写真は愛知県美術館開催時のもの)
この秋、府中市美術館ではフィンランド独立100周年を記念した展覧会が開催されます。「森と湖の国」と言われる自然豊かなフィンランド。そこで愛されている「フィンランド・デザイン」を紹介する展覧会で、フィンランド独立から現在までの100年に及ぶフィンランド・デザインの歴史をたどりながら楽しめます。 夏は白夜、冬は極寒のフィンランド。いつの時代もデザインの巨匠たちが大切にしてきた「自然と人間との調和」を感じる作品を、時代ごと、デザイナーごとに見ていける作品展となっています。現代では日常の中にある「デザイン」の歴史を感じられる、不思議な体験となりそうです。
概要
住所
東京都府中市浅間町1丁目3番地(都立府中の森公園内)
期間
2017年9月9日から2017年10月22日まで
アクセス
京王線府中駅から、ちゅうバス「府中市美術館」下車すぐ、もしくは京王バス「天神町幼稚園」下車徒歩8分
府中市美術館公式サイト
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakutenkaisai.html
フィンランド・デザイン展公式サイト
http://finnish-design2017.exhn.jp/
科学館で知る、ディズニーの魔法の秘密
日本科学未来館は、新交通ゆりかもめの「船の科学館駅」から徒歩5分の場所にあります。お台場やレインボーブリッジにも近く、おしゃれな都心へのおでかけの一コマとして取り入れることができる、便利な立地が特徴です。
「科学は、未来をどう変えるんだろう?私たちは、未来に何ができるんだろう?」をキャッチコピーとし、館内では大人から子供まで楽しめる科学の展示をしています。実験教室やトークイベントなどバリエーション豊かなメニューは、飽きが来ない楽しさと、夢中になれる不思議さがあるでしょう。
ディズニー・アート展
(©Disney Enterprises, Inc.)
日本科学未来館で4月8日から開催されている「ディズニー・アート展 いのちを吹き込む魔法」では、ディズニー・アニメーション・リサーチ・ライブラリーのキュレーターが厳選した約500点の原画が出展されています。初期のミッキーマウスから、最新作「モアナと伝説の海」までの原画が出展されるのは日本で初めてです。
さらに、ディズニーが今まで生み出してきた、まるで命が吹き込まれたような動画制作について知ることができるコーナーも。視覚、音、自然の魔法について紹介され、つい夢中になってしまう「魔法の秘密」を垣間見られる場所となっています。通常は10時から17時までの営業時間でしたが、大好評のため7月~9月までの金曜日、土曜日、祝前日、お盆などの開館時間が21時までに延長されました。仕事帰りや休日の夜に訪れてもよいですね。ここでしか見られないディズニーの魔法の秘密は、見逃せません。
概要
住所
東京都江東区青海2-3-6 日本科学未来館
期間
2017年4月8日から2017年9月24日
アクセス
新交通ゆりかもめ 「船の科学館駅」下車、徒歩約5分/「テレコムセンター駅」下車、徒歩約4分
日本科学未来館公式サイト
http://www.miraikan.jst.go.jp/
ディズニー・アート展公式サイト
http://da2017.jp/
日常を抜け出し、夢中になる時間は心の栄養
いつもの日常から少しだけ抜け出し、アートの美しさを感じたり、身近なアートの中に新たな発見をしたり時間は、ちょっとした贅沢のひととき。1人で出かけても、1人だからこその発見があるかもしれませんし、家族で行けばその分、多くの発見や楽しさがあるかもしれませんね。
心に小さな刺激が欲しいときや、芸術にひたすら夢中になる時間を過ごしたいとき、ぜひ美術館を訪れてみてください。